ときわプロケア歯科クリニック
HOME > あなたに伝えたい

あなたに伝えたい


博和会 ドクターによる「あなたに伝えたい」メッセージ集です。順次公開予定です。



人間は肉食動物?草食動物?


答え:人間は雑食です

かみ合わせ 人間ほどいろんなものを食べる動物はいません。
ちなみに犬は人間に飼い馴らされて久しいので人間並みとは言わないまでもかなり人間さまの食べ物も食べるようですがもともとは狼の仲間、すなわち肉食なのです。

ネコは言うまでもなくライオンやトラの仲間でもちろん肉食です。
草食動物といえば馬や牛・羊などですね。
まず肉食動物と草食動物の歯の形はどう違うのでしょうか?
犬や狼の歯はとがっていますよね。牙があります。たとえて言うなら包丁です。
かみ合わせ 包丁はまな板の上に垂直に振り下ろす事により物を切ります。

したがって肉食動物の顎は肉を切るときのように上下運動(正確には蝶番運動といいます)しかできません。 一方、牛や馬は牙がありません。
たとえて言うならスリコギでしょうか?
ゴマを磨るように草をすりつぶします。

したがって草食動物の顎は水平運動が主で、口も大きくは開きません。
人間さまの顎はこの両方の動きができるような構造になっています。
したがって肉も噛み切れるし繊維性のものも細かくすりつぶすことができるのです。


歯の根の数とカタチ


人間の歯の数は親知らずを除き、片顎14本、上下で28本あります。
歯の種類は、前歯・小臼歯・大臼歯に分けられます。 根の数は、前歯は1本・小臼歯1~2本・大臼歯2~4本あります。
根のカタチは、前歯は1本ですが細長く、大臼歯は根の数は複数ですが短く、小臼歯はその中間です。
歯の根の数と形態から、前歯は水平的な力には強く、奥歯にいくほど垂直的な力には強いが水平的な力には弱くなる傾向があることがお解かりいただけると思います。

かみ合わせ これにより前歯は包丁、奥歯(大臼歯)はスリコギ、小臼歯はその中間で両方の機能があります。
たとえばサンドイッチを食べるとき…
前歯(包丁)で口に入る大きさに切り、奥歯(スリコギ)で細かく砕きます。
この前歯と奥歯の役割の違いと前述の顎の動きにより、人間は肉食・草食の両方の機能があるのです。


たがいに守りあう奥歯と前歯


かみ合わせ 奥歯が前歯を守る正常なかみ合わせでは、奥歯がカチッとしっかりかみ合っているときも上下の前歯の間にはわずかな隙間があります。

もし奥歯が抜けたりしてかみ合わせが悪くなると、その結果前歯もガチガチ当たりだし、徐々に前歯の移動が起こりいずれは抜けてしまいます。
正しい奥歯のかみ合わせで前歯同士が当たらないようにしているのです。

前歯が奥歯を守る 奥歯は根の形態から判るように垂直的な力には強いのですが、水平的(横揺れ)な力には非常に弱いのです。
かみ合わせ 一方前歯、特に犬歯(糸切り歯)は根が長く横の力には強い形をしています。顎が前後や左右の水平方向に動くとき、横揺れの力が奥歯に伝わるのを防いでくれるのが前歯です。

顎が横方向に動くと上下の前歯が接触し、スライドする事により奥歯は離開し、横揺れの力がかからないのです。

顎の動きに応じた前歯と奥歯の機能により、お口の健康が保たれるのです。